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YKギャラリー YKギャラリーにおいて作者山口佳延による京都・大和路等のスケッチが展示されています。但し不定期。 |
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古都ー光と影・関連サイト |
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読後感想 | |
山口佳延写生風景 | |
絵と文 建築家・山口佳延 |
サイト |
概要説明 |
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1 ペシャワールから国境へ |
再び外国人四人と共に馬車の荷台に乗った。馭者は両手に馬の手綱を持ち、はっと声を発し手綱を揺らし馬の頬を叩いた。シャンシャン・・・パカパカ・・・、リズミカルな音を心地よい気分で聴いていた。 程なくペシャワールのアフガニスタン領事館に着いた。 狭い受付には、既に数人のビザ申請者が書類に向かっていたり、カウンターの中の担当者に話しかけていた | |
2 国境の町トルカム |
荒漠たる白茶けた砂漠に建つアフガン入国管理事務所に入った。先刻の四人連れはリュックを背から下ろし手続きを始めていた。私が足を踏み入れると、彼等は振り返った。互いに軽く笑顔で挨拶を交わした。無言であったがその眼には似た旅をしている、という共有意識が感じられた。 | |
3 カイバーパス・カイバル峠 |
峡谷が幾らか緩やかになった辺りでは、川岸の岩に流れがぶつかり飛沫を白く輝かせていた。対岸の川との境の山裾は幾らか平らになっていた。其処にラクダに乗ったアフガン人がゆっくりとした足取りで、バスとは反対方向に進んで行った。風景が流れ、アフガンポストバスはあっという間に、男を遠ざけて行った。
暫くして、ラクダと共に四人の家族連れの一団が、峡谷をカブール方面に向かっている姿があった。住居・・・
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4 バーミヤン渓谷 |
三時頃バーミヤンに着いた。街道沿いに安普請な造りの店や安宿が、幾つか立ち並んでいた。平家の小屋のような建物の遙か彼方に、緩やかな稜線が横に長く山端を描いていた。かなり遠方からの眺めだったためか、それは、男性的なゴツゴツとした印象ではなく、女性的な優しい穏やかな姿であった。
山端の麓には岸壁の巨大さに対し、頼りなげな樹々が立ち上がっていた
垂直に切り立った岸壁には、黒い影が点々と染みのように散らばっていた。左右の一際大きな染みは・・・・ |
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