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YKギャラリー YKギャラリーにおいて作者山口佳延による京都・大和路等のスケッチが展示されています。但し不定期。 |
ここ三四年、関西方面に出かける機会が多かった。数十年前の建築学科の学生時代には、
友人と連れ添い年数回、京都・奈良訪れていた。 いつの頃からかスケッチブックを小脇に 抱え、京都・大和の古都の寺院、神社を始めとした空間に身を委せた。 スケッチはすでに 千枚を越えようとしている。折りに触れ建築家の眼から文,紀行文を認め、これも本にすれば四冊 分位になるであろう。 古都を探索して、学生時代とは違った印象を受けることがしばしばだ。 二条城から大徳寺方面に、風情ある町並みを捜しながら歩いていた。その際に不審庵、今日庵 に巡り会ったときの驚きは、言語に言い表せないほど高ぶった気持ちになった。気が向くまま 時々、文を差し替える予定です。 |
古都ー光と影・関連サイト |
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>読後感想 | |
山口佳延写生風景 | |
絵と文 建築家・山口佳延 |
スケッチギャラリー |
サイト |
概要説明 |
1 等持院から金閣寺へ |
一人静かに物想いに耽っているのか、それとも、水上勉が等持院での小僧時代の事を書いた小説―雁の寺―を読んで影響を受け、等持院に小僧として修行しようと、住職さんに会いに来たが、なかなか面会できずに一人不安な気持を抱き、書院で待っているのだろうか | |
2 銀閣寺から法然院へ |
銀閣寺の石庭空間では、観音殿・東求堂・本堂の各堂宇が、石庭のための点景に、それぞれなっているように恩える。空間の主と従の転換が見られる当然の事ながら転換しているかどうかは、観る人の精神によって異なるのであろう。石庭―銀沙灘・向月台―の存在が、それだけ大きいのかも知れない | |
3 醍醐寺 |
対面の堂宇の廂は深く、やはり広縁を付けている。単層の瓦屋根が中庭側に葺き流れ、此方から眺めると、拡がりを持って見え、瓦棟の端は、晩秋の澄み渡った空を切り取っている。そして水平な瓦棟に躍動感を与えるが如く、風窓か明窓だろう、軽い屋根を持って塔状に立ち上がる。 | |
4 上賀茂神社・社家 |
明神川の対岸は、上賀茂神社の社家が土塀を連ねて立ち並ぶ。道から石橋や土を乗せた木橋で、対岸の各社家にアプローチする。橋は家の門に合わせた処に掛けられ、それぞれ専用の橋を持つ。明神川の護岸は自然石で石組され、歴史を感じさせて風情がある。静かに流れる清流の下に・・・ | |
5 法然院から永観堂へ |
真珠の如く輝く山門の先には、陽光を受けて楓の紅・黄・橙色をした錦秋が輝き、光の乱舞を繰り拡げるのであった。遥か彼方には、東山の紅葉が輝き、藍青色をした空が、巨樹の枝葉の葉擦れに僅かに顔を出していた。・・・今眼前には紅・黄・橙色のグラデュエーションが一面に拡がる | |
6 裏千家 今日庵から相国寺・下鴨神社へ |
白壁の土塀が道より後退して連なり、茅葺の瀟洒な山門風の小さな門が穿たれていた。土塀の手前には、垣根の緑葉が連なり、土塀の下部は見えない。その結果、土塀が緑葉に浮かんでいるような錯覚を憶えた。緑葉の垣根から道までには、緩衝地帯が好くペーブされてあった。 | |
7 黄檗山萬福寺から興聖寺へ |
石門前に立って私は一瞬間、息を呑み込んだ。無意識の裡に遠近法になったのか、意識的にその手法を使ったのかは定かで無いが、今迄私は、斯様な空間に接した事がない。石門から遥か彼方に見える楼門までの参道は登り坂である。石門前から遥か彼方に立つ楼門が石門の石梁・・・ | |
8 大徳寺 |
茶室;忘筌;は狭い空間に小宇宙を形成する。忘筌の座敷に座り、燈籠のある小庭に眼を向けた。何処から何処までが忘筌なのか判然としない。内外部空間が曖昧で空間の相互貫入がなされている。広縁外縁より内部側は柱、梁、鴨居、障子の竪横の線、そして広縁に張られた板の目地の線、畳の竪横の線で構成される。 | |
9 高雄・神護寺から清滝へ |
新緑の若葉が差し掛かる石段を歩くだけでも、充分過ぎるほどの空間体験であるうえに、若葉に包まれた急な石段の頂に、小さな山門が現れた時には、素晴らしいと云うより驚きを感じた程だ。宗教心のない私でも、山門が光明の如く光り輝く様を感じた。 | |
10 栂尾・高山寺から北山杉の里へ |
九十九折りの石段を進む。右方に閑静な土塀が眼に入った。土塀の下部は荒石積みされ、積まれた石は出端ったり凹んだりし苔生した肌を表す。石積みは手前で円く右にカーブし、曲面を描く。土塀はその荒石積みの上にのって聳える如く立つ。 | |
11 鞍馬寺から貴船神社へ |
匠斎庵の栞によれば、庭の背後の山腹には三段の石垣が積まれてあるらしいが、此処からでは緑葉で包まれ判然としない。何処から水が流れこむのか庭園中央に小池がある。流れに差し掛けられた石橋、燈籠、手水鉢そして池畔に据えられた岩が池の周りに配されてある。 池際の四季の・・ |
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京都ー光と影サイト立ち上げに際し スキャナー、文の校正において学友 柴崎篤夫氏に多大な協力を仰ぎましたことをここに報告いたします。 柴崎篤夫氏とは高校時代からの学友として親しくしていました。氏は早稲田大学機械工学科を卒業、現在東邦精機株式会社の社長として・・・京都ー光と影2につづく・・・・ |
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